2011.02/08 [Tue]
二人暮らし&二人DME?
日本でもドラマの影響などがあって、ルームシェアリングとかシェアハウスとかが一般に知られてくるようになりましたが、まだまだ外国のそれには及ばないですね。
基本的に日本人って同調性はあっても協調性には意外に乏しいのかも?って、ふと思ったりします。
個人的には…
同調性→周りに価値観やライフスタイルに合わせて同じように生きること
協調性→自分の価値観や個性などを大切にしつつ、周りのそれも同じく尊重して生きること
だと思っていますから。
横浜は、いろんな文化背景が共存している不思議な地域ですから、日常のなかでの異文化体験もそれなりに普通にあり、全部の文化に同調していたらとても身が持たないので(特に中心部!)、必然的に自己主張が強い人格になってしまうのかも?なんって思ったりもします。実際、他区にすむ人から、私がすんでいる区の人同士が喧嘩すると「お互いに一歩も引かないで主張し合う」って言われたことがありますし…
その時、私が答えたのは、横浜の中心地区は「貴方と私の考え方はこう違うのね~」ってわかり合える不思議な街なんです…ってことでした(後日、この真偽をたしかめるべく、親しいご近所さんにうかがったら皆さん「ここが特殊」って自覚があるようで…笑)。観光にいらっしゃる方にはわからないかもしれませんが、文化的にも経済的にも多種多様な人々がすんでいるのが横浜の中心部。高級住宅街や高層マンションのすぐ近くに1泊2千円位でとまれる安宿街もあったり。そんなところで生活していると、どうしても違った価値観と自分の価値観との折り合いをうまくつけながら生活してゆくすべを身につけていないと無理なわけで…故に必要になるのが、協調性(≠同調性)。
こんな街でそだつと、日本人は協調性に富むって言われるのが本当かな?という感じになります。
特に単身赴任してから一層、そう思うようになりました。
で、話をもとにもどすと、住まいをシェアするというのは、この協調性が問われる作業なのかと思います。
自分自身のアイデンティティーや自律性が早くにもとめられる諸外国だと、高校卒業したくらいでだいたい親の家をでて、友達とフラットやハウスを共同でかりてシェアします。まだ働き始めてまもない若い世代や、学生にとっては合理的かつ嬉しいシステム。お風呂や台所は共用で、個々人が自分の部屋をもっているのが普通。お互いにほどほどの距離感をたもちつつ、時には和気藹々という感じでした。
日本にもこんなシステムがあれば良いのになぁ…と思って私自身、自宅を開放してトライしたことがあるのですが最初は見事に失敗!このほどほどの距離感…っていうのが日本人にとっては意外に難しいかも?私自身はニュージーランドでいつも決まったお宅にお世話になって、早15年位?いまや第二の家族&故郷…という感じですが、現地で日本人をお世話しているファミリーでも日本人の学生さんって自分の部屋に引きこもってしまってホストを心配させたり、あるいは完全なお客様状態で何も手伝わないでいるってよく耳にしたこともあります。
どこの国かわすれましたが、高齢者の家に学生や若い人が一緒に住んで、その人がもとめているケア(別に特別に何かお世話するというのではなく、話し相手をすくなくとも毎日1時間はする、週に1回は一緒に買い物に行く、といった契約を入居時にするそうで)その分、家賃を浮かせて…という話をTVで見たことがありますが、こうしたシステムが少子高齢化の日本でもできると、お互いに助かるのになぁ…って思います。なにしろ今や日本の世帯人員は前回の統計で2.5人(全国平均ですから、都市部ではもっと少ないかと)、調査の度ごとに0.5ポイントくらい下がっていますので、今度の国勢調査がまとまれば、多分2人を切るでしょうし、寂しく独り暮らしをしている高齢者だけではなく、比較的収入が低い若い世代にはかなり助かるシステムとも思うのですが。
とはいえ、私もその後は、しばらく懲りて実家で気楽に2匹と独り暮らし…とはいえ、もともと家族3人でくらしていた家ですから、独りには慣れているとはいえ、なんとなく寂しい…って思っていたところに、以前の教え子が大学院志望で上京することになって、進学の為の学費も貯めなくてはならないし…ということで、ちょうど帰浜して1年ほどで再び自宅をシェアすることに。
まだ半月ですが今のところ、すごく上手くいっています(そう思ってるの私だけ?)。ご飯を作る人、お皿を洗う人…って家事分担も何となく定着してきました。何よりも作ったおかずが余って捨てるということが少なくなったし、食費も2人だからこそより一層、経済的に考えるようになってきているように思います。
なによりも、私は何となく心強いし、相方も帰ってきて「ただいま~」って言えるって嬉しい…と。まぁ長年独り暮らしをしてきたからこそ、それをわかってくれる人だったという幸運にも恵まれたかと思います。
成功の秘訣?
お互いに遠慮しないで何でも言い合える関係だったこと、今回は個人のスペースと共同スペースの動線がぶつからないようにしたことかな?と思います。あと私の座右の銘「遠慮はしないけれど、配慮はする!」ってことを事前に彼女がよく理解してくれていたことかと思います。
彼女が帰ってくると我が家は一気に賑やかになって…その後二人DMEの時間になります。無線LANがあるので別に自分の部屋でしても良さそうなものですが、お互いにおしゃべり大好きで、リビングにいること時間も多く、必然的にリビングが勉強部屋。彼女がSkypeしている間に私はお料理しながら、「あ、今日の先生、良さそう!」なんて発見があったり、一人だと気づけないいろんな所に気がつけてお互いのモティべーションの維持にも役立っている感じです。
まぁ世代的に言うと親子くらいの違いがあるのですが…それだからこそ、面白いし、「なるほど~」と思わされたり、相方の配慮に感謝することも多々ある毎日です。
なによりも、志を高く持って仕事をしながら頑張っている彼女の生き方から、すがすがしさと元気をいっぱいもらっています。そのお陰もあって?検査の数値も改善されてきました。
というわけで?パートナーがいらっしゃる方は…ぜひ二人DMEを試みられてはいかがでしょうか?
独り暮らしの方は…独りDME(appyさんのブログに詳しいです)にチャレンジするか?はたまたシェアリングに挑戦するか?(その場合は、お互いの性格や価値観を事前によく話し合って見極めて、きちんと決まりもつくって…ってしないとダメですよ)
いずれにしても、これからの日本は家族のあり方や暮らし方というのが大きく問われている時代のように思うのですが、これも私だけでしょうか?
基本的に日本人って同調性はあっても協調性には意外に乏しいのかも?って、ふと思ったりします。
個人的には…
同調性→周りに価値観やライフスタイルに合わせて同じように生きること
協調性→自分の価値観や個性などを大切にしつつ、周りのそれも同じく尊重して生きること
だと思っていますから。
横浜は、いろんな文化背景が共存している不思議な地域ですから、日常のなかでの異文化体験もそれなりに普通にあり、全部の文化に同調していたらとても身が持たないので(特に中心部!)、必然的に自己主張が強い人格になってしまうのかも?なんって思ったりもします。実際、他区にすむ人から、私がすんでいる区の人同士が喧嘩すると「お互いに一歩も引かないで主張し合う」って言われたことがありますし…
その時、私が答えたのは、横浜の中心地区は「貴方と私の考え方はこう違うのね~」ってわかり合える不思議な街なんです…ってことでした(後日、この真偽をたしかめるべく、親しいご近所さんにうかがったら皆さん「ここが特殊」って自覚があるようで…笑)。観光にいらっしゃる方にはわからないかもしれませんが、文化的にも経済的にも多種多様な人々がすんでいるのが横浜の中心部。高級住宅街や高層マンションのすぐ近くに1泊2千円位でとまれる安宿街もあったり。そんなところで生活していると、どうしても違った価値観と自分の価値観との折り合いをうまくつけながら生活してゆくすべを身につけていないと無理なわけで…故に必要になるのが、協調性(≠同調性)。
こんな街でそだつと、日本人は協調性に富むって言われるのが本当かな?という感じになります。
特に単身赴任してから一層、そう思うようになりました。
で、話をもとにもどすと、住まいをシェアするというのは、この協調性が問われる作業なのかと思います。
自分自身のアイデンティティーや自律性が早くにもとめられる諸外国だと、高校卒業したくらいでだいたい親の家をでて、友達とフラットやハウスを共同でかりてシェアします。まだ働き始めてまもない若い世代や、学生にとっては合理的かつ嬉しいシステム。お風呂や台所は共用で、個々人が自分の部屋をもっているのが普通。お互いにほどほどの距離感をたもちつつ、時には和気藹々という感じでした。
日本にもこんなシステムがあれば良いのになぁ…と思って私自身、自宅を開放してトライしたことがあるのですが最初は見事に失敗!このほどほどの距離感…っていうのが日本人にとっては意外に難しいかも?私自身はニュージーランドでいつも決まったお宅にお世話になって、早15年位?いまや第二の家族&故郷…という感じですが、現地で日本人をお世話しているファミリーでも日本人の学生さんって自分の部屋に引きこもってしまってホストを心配させたり、あるいは完全なお客様状態で何も手伝わないでいるってよく耳にしたこともあります。
どこの国かわすれましたが、高齢者の家に学生や若い人が一緒に住んで、その人がもとめているケア(別に特別に何かお世話するというのではなく、話し相手をすくなくとも毎日1時間はする、週に1回は一緒に買い物に行く、といった契約を入居時にするそうで)その分、家賃を浮かせて…という話をTVで見たことがありますが、こうしたシステムが少子高齢化の日本でもできると、お互いに助かるのになぁ…って思います。なにしろ今や日本の世帯人員は前回の統計で2.5人(全国平均ですから、都市部ではもっと少ないかと)、調査の度ごとに0.5ポイントくらい下がっていますので、今度の国勢調査がまとまれば、多分2人を切るでしょうし、寂しく独り暮らしをしている高齢者だけではなく、比較的収入が低い若い世代にはかなり助かるシステムとも思うのですが。
とはいえ、私もその後は、しばらく懲りて実家で気楽に2匹と独り暮らし…とはいえ、もともと家族3人でくらしていた家ですから、独りには慣れているとはいえ、なんとなく寂しい…って思っていたところに、以前の教え子が大学院志望で上京することになって、進学の為の学費も貯めなくてはならないし…ということで、ちょうど帰浜して1年ほどで再び自宅をシェアすることに。
まだ半月ですが今のところ、すごく上手くいっています(そう思ってるの私だけ?)。ご飯を作る人、お皿を洗う人…って家事分担も何となく定着してきました。何よりも作ったおかずが余って捨てるということが少なくなったし、食費も2人だからこそより一層、経済的に考えるようになってきているように思います。
なによりも、私は何となく心強いし、相方も帰ってきて「ただいま~」って言えるって嬉しい…と。まぁ長年独り暮らしをしてきたからこそ、それをわかってくれる人だったという幸運にも恵まれたかと思います。
成功の秘訣?
お互いに遠慮しないで何でも言い合える関係だったこと、今回は個人のスペースと共同スペースの動線がぶつからないようにしたことかな?と思います。あと私の座右の銘「遠慮はしないけれど、配慮はする!」ってことを事前に彼女がよく理解してくれていたことかと思います。
彼女が帰ってくると我が家は一気に賑やかになって…その後二人DMEの時間になります。無線LANがあるので別に自分の部屋でしても良さそうなものですが、お互いにおしゃべり大好きで、リビングにいること時間も多く、必然的にリビングが勉強部屋。彼女がSkypeしている間に私はお料理しながら、「あ、今日の先生、良さそう!」なんて発見があったり、一人だと気づけないいろんな所に気がつけてお互いのモティべーションの維持にも役立っている感じです。
まぁ世代的に言うと親子くらいの違いがあるのですが…それだからこそ、面白いし、「なるほど~」と思わされたり、相方の配慮に感謝することも多々ある毎日です。
なによりも、志を高く持って仕事をしながら頑張っている彼女の生き方から、すがすがしさと元気をいっぱいもらっています。そのお陰もあって?検査の数値も改善されてきました。
というわけで?パートナーがいらっしゃる方は…ぜひ二人DMEを試みられてはいかがでしょうか?
独り暮らしの方は…独りDME(appyさんのブログに詳しいです)にチャレンジするか?はたまたシェアリングに挑戦するか?(その場合は、お互いの性格や価値観を事前によく話し合って見極めて、きちんと決まりもつくって…ってしないとダメですよ)
いずれにしても、これからの日本は家族のあり方や暮らし方というのが大きく問われている時代のように思うのですが、これも私だけでしょうか?
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