緑豊かな山手から英語学習&シェアリビングの記録、そして意外とローカルな横浜情報など…
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前の記事をアップしてほけっとしていたら、すぐにNZのRon(友人)からSkypeコンタクトがありました。最初はSMSでチャットしていたのですが、面倒になり大丈夫かな〜と思いつつ(結構外国って、ビデオやスピーカーが壊れていたりするもので…)コールしたところ、無事つながりました。NZってラインコンディションがあまり良くない気がするのですが、今日はものすごくクリアー。お互いにメリークリスマスのご挨拶のあと、母のことなど…ちょうどRonの娘さんも来ていたので、久しぶりに話をして大学卒業のお祝いとメリークリスマスもお互いに。SMSでもう埋葬したの?と来てきたので、まだ家に置いてあってしばらく埋葬するつもりがないといったら、Ronはお父さんの遺骨を分骨したのを持っているといって、ボックスを見せてくれました。

お葬儀の文化ってホント国によって様々です。Ronのお父さん(もともとのホストファザー)が亡くなったとき、私に国際電話で知らせてくれて「すぐにチケットをとって行く!」といったのですけれど「こないでも、一緒に覚えていてくれればそれでよいから…」ということで、泣きながらWordでメッセージカードを作って添付で送ったのでした。無宗教式でしたけれど、たくさんの子供や孫、ひ孫まで集まって代わる代わるメッセージを話して(私のこともちゃんと司会者が「日本からもあつまってくださり…」と紹介してくれていました)Ronがかわりに私のメッセージを式で読んで棺に収めてくれました。ちょうどお誕生日の4日まえになくなったので、棺をダイニングルームにおいてお別れして、お誕生日当日に故人が好きだった音楽を使ったお葬式をしたあと、皆でもちより、故人のお誕生日パーティーをしたとか…Ronがあとからその時のビデオと葬儀のテープをCDにしてていだだきましたから、よく覚えています。日本ではありえない形ですが、ファミリーが成人してもみんな仲良く、近くでくらしていて私がNZにいっても代わる代わる合いにきてくれたり、お招きいただいたりする一家で、クリスマスなど皆で賑やかに集まっていますし、暖かい人柄だったホストファザーにふさわしい良い送り方だと思いました。

Ronが数年前来日したとき「日本でどこに行きたい?」と聞いてまず彼がいったのが「お母さんに会いたいけど、行ってもいい?」と。それでRonは生前の母にあっています。PCはモバイルですから、祭壇と遺影を見せるためにその前でしゃべっていたところ、Ronは「Mumに綺麗な祭壇をみせたいから、ちょっと動かないでスナップショットを撮らせて」としっかりショットをとっていました。世の中便利になったものです。なんだかRonにまで来てもらった感じ。日本のお骨箱って海外のそれに比べると大きくて立派です(焼き方が違うからかな?NZは散骨もそのままできるみたいですし)。なにはともあれ、心がほっこりほっとしました。

ほっこりするといえば、葬儀をしてくださった「あおい式典」黒江社長からもSkypeのちょっと前に電話があって、「ちっちゃなかすみ草だけど持っていって傍に飾りたいから、年末の予定はどう?」と電話。母の遺骨と遺影の前でAyaさんも交えて皆でお話しようと。黒江社長のお弟子さん?東京などで何人か独立していらっしゃるようですが、横浜でも中区は関連会社の協力が必要(とはいえ、黒江社長は埼玉の鶴ヶ島から飛んで来て見積の段階から同席してくださって、高額にならないよう配慮してくださったり祭壇のデザインを考えて指示して、葬儀から火葬まで実際に黒江社長がすべて付き添ってディレクトしてくださったのです)といった関係で「あおい式典」で良いな〜と思っていた骨壷とちがってしまった(それとて一応真っ白ではなく花柄なのですけど…)のを密かに気にしていたら、それも気になってて持っていって納めかえるつもりだったとのことでした。嬉しいですね…すっかりファンです。仕事柄いつもいつもおご厄介になれないのが残念ですが、御子息が継承するつもりでいらっしゃるとのこと(我が家にもいらしてくださいましたが、とっても穏やかな雰囲気の方でした)、私の時まで安心です。最近は火葬だけという格安プランも葬儀社各社から出てきていて、葬儀の価格破壊を宣言した黒江社長のあとを各社が追従している感じすらありますけれども、最初から最後まで(というかその後の遺族のことまで含めて)心をこめて心配のない形で送ってあげようという暖かい志を持った「熱血派おくりびと」黒江社長にかなう人はいないかな?と。Ayaさん自身納棺のとき涙ぽろぽろだったのですが、社長も一緒に泣いて下さっていたのしっかり見届けて後で私に報告してくれました。私は悲しくて悲しくてそれどころではなかったけれど、それをあとから聞かされてとても嬉しかったです…そんな葬儀屋さんってあまりいないのではないでしょうか?志あるかたに送られて母も幸せだったと思います。

お葬儀って言うまでもなくそれなりにお金が掛かります。地方にもよりましょうが、昔は200-300万なんて結構普通でした。世界で一番、葬儀にお金をかけている国が日本だそうで…僧職へのお礼とか戒名料とか除いても、最近の統計で120-130万円という統計(統計により若干異なりますが)。変な比較かもしれませんが、そこそこの結婚式ならできそうな金額。結婚式ならば「ちょっとここは削って、お色直しを少なくしよう」とか、「お料理はこのコースで」って冷静かつシビアに考えられるのに、お葬式になると動転と悲しみのなかで頭もいっぱいで「おまかせします」って言ってしまいがちなのも危険なのだと思います。我が家の場合は、葬儀〜火葬、あと飾り、食事、神父様へのお礼すべていれて、最近の統計の半分位?それで心こめて立派に母を送ることができました。本来あるべき黒江社長&御子息の県外出張費などは請求せず、棺もアップグレードしたものにしていただいたり、黒江社長も列席するつもりで、多少?いえかなり?お友達割引をしていただいたのでは?など思ったりしますが…

我が家が心残りないHappyな?お葬儀を出せたのには少し理由があったように思います。年末の忙しいときに縁起でもないと怒られるかもしれませんが、暇ができたときにでもご参考になさってください(内容が内容だけに、お正月前にアップしようと努力しております)。
①故人が洗礼をうけてくれていてキリスト教式で行えたこと(戒名料は不要、我が家が包めた神父様へのお礼は僧職の数分の1くらい?です。それでも長年の介護をしっていた神父様、「大丈夫なの?」とはじめ受け取るのを躊躇っていてくださいました)。そんなふうに思ってくださっている神父様に送っていただいたことを改めて感謝しました。余談ですが、ご近所でお母様を家族葬で送られた方から「戒名は日本独自のもの」と伺いました。
②以前から「あおい式典」黒江社長と知り合っていて(はじめてお会いしたとき、たしか関内で4時まで話して飲んだ記憶)、母がどんな人がらか、私にとってどれほど素晴らしい母だったか、などなどいろんなことを話して、こんなお葬儀ができたら良いなぁ〜というイメージが事前にきちんと伝わっていたこと。こんなふうにしたら良いよというアドバイスもいただいていたこと。
③父方親戚が全員高齢化していて、弔問にこられないかわり、なれないキリスト教式にたいしても口を挟まないで自由にすることを許してくれたこと。
④家で出せたこと。

そこでつくづく思ったのは、葬儀について冷静に考えられる時に事前にきちんと準備しておくことの大事さでした。縁起でもない!とか、不謹慎だ!などと言わずに、特に介護をしている方はもちろん、そろっと中高年にさしかかったら自分自身についても色々と考え周りとも相談しておくのが良いと思います。さらに兄弟姉妹がいらっしゃる場合は葬儀の形式、花の数など分担などでもめないように、できるだけ早く話し合っておくことをおすすめしたいです。幸か不幸か私は全て一馬力(+Ayaさん)ですから、もめることはなかったですけれども…
例えば故人は小さな葬儀を望んで近親者だけで…と遺言していても、残された家族や親族はその後の付き合いや、周りの目線を気にして「盛大にしたい」というときもあるでしょうし、長年介護でつかれはてていて、そっと静かに最低限で見送りたいと喪主が願っていても「それじゃぁ寂しすぎる」と親族から横槍がはいったり、故人は盛大に見送って欲しいと思っていても、遺族の希望はそうではなったり、日頃顔をあわせていない(そしてお互いに色々な想いがある)親戚が一同に会するのですから、葬儀の場での感情的行き違いとかしこりはもちろん、時には喧嘩という話すら聞いたことがあります。

前置きが長くなりました(まだまだ頭がしゃんとしておりません)けれど、やっと心残りない葬儀のコツという本題。我が家の心のこもったお葬儀の費用、葬儀〜火葬とあと飾り+お花代(喪主&弔問にこられなかった親戚分)+2日分の飲食代+神父さまのお礼まで含め、全国平均の半分以下?の費用だったかと思います。どうしてそれでご近所の方に感心されるような正式な良い葬儀ができたか?ということなのですが…これには少しコツというか留意点があるので忘れないうちに以下に書いておきたいと思います。

1.故人の意向をなによりも大切にして、見栄や「世間並み(って何?という感じですが、これは絶対に葬儀社に言ってはいけない言葉だそうです)」にこだわらず、ゆっくりと穏やかに故人を偲び、本当に大切に思ってくれる人に、喜んでご出席いただいて満足してかえっていただけるような配慮を一番にしたら良いのではないかと思います。そのためにはやはり事前の話し合いがどうしても必要です。特に兄弟姉妹・親戚など関係者が多ければ多いほど、もめる危険性がありますから、事前に話し合いをしておいたほうが良いように思います。ある程度プランが決まったら葬儀社と相談することも良いかもしれません。本当は、故人が自分で「こんなふうにして欲しい」ということを、身近な方や親戚に常日頃から言っておくとか、遺言に残すとかしておくと一番よいと思いますが(そうすれば、故人の意思ということで、周囲の方の理解が得やすくなります)高齢者の場合、なかなかそうはいきませんし、本人に聞くなんて酷ですし。
2.葬儀については、どうしても自分たちではできないところだけをきちんと見極めて、葬儀社に依頼しましょう。黒江社長は数社から見積をとることをブログですすめていらっしゃいますけれど、実際はそんなゆとりがないことも多々あるかと思います。今はインターネットで情報が得られることも多いですから、調べてみても良いでしょう。これも事前に相談しておけば、見積もとっておくことができるかと思います。いろんなパックもありますが、料金が不透明になりがちですから、あおい式典のように、個々に見積もってくださるところの方が良いと思います。何よりもそのほうが、故人らしさのあるお葬儀ができるように思います(個々にクリアーな見積もりがあれば、ここはこれに…といった細かな変更もお願いしやすいですし)。
3.斎場をつかう場合、葬儀社のものをつかうとどうしても高額になりがちです(たとえ無料といっても、諸経費がほかのものに乗せられていたり、別途請求されたりすることが多いため)。黒江社長から以前、公営の斎場だとかなりリーズナブルと伺いました。また火葬場に隣接していますから霊柩車で搬送しない分、費用を抑えることができるらしいです。我が家の場合は自宅でしましたが、ホームからの寝台車、霊柩車代はそれなりにかかりました。でも連れて帰ってきたかったのでよかったと思っています。霊柩車も色々な種類があるようですが、豪華な霊柩車が本当に必要かどうか?形にこだわるよりもむしろ心をこめて故人を送ることができるほうが大事だと思います(黒江社長のおかげで私の場合は無駄な費用はかけず、かつそれなりの形で心のこもった葬儀ができました)。ちなみに、火葬場に行くのって、本当はすごく嫌で悲しかったのですけれど、霊柩車のドライバーさん、とても聞き上手な方で私はずっと色々な話をしていました。泣いたり笑ったりしながらだったですが…プロだなぁ〜と思いました。私自身、精神保健・心理関係の専門資格を複数持っておりますが、彼にはすっかり脱帽。
4.これは2.3.とも関連するのですが、何が自分たちでできて、何はお願いしないとダメかという見極めが大事だと思います。
①我が家の場合は、返戻品については当日ではなくあとでゆっくり考えることにして、当日は親しい方々と母を偲ぶことを第一にしました。実はこれまで頂いて「いいなぁ」と思う返戻品が殆どなかったという経験もあるからですが。こうしたものをすぐに揃えるのは無理なので、葬儀社にお願いすることになるかと思いますけれど、よっぽど大規模なお葬儀でないかぎり、その日に返して(一定金額以上でなければ)それで終わりというのは合理的で手間が省けるとはいえ、個人的には寂しい感じがします。なによりも葬儀社のカタログから選ぶよりも、自分で選んだ方が選択肢が広いですし、故人の気持ちにそえるかも?とも。同じ金額をいただいた場合でも生前のお付き合いによってお返しする変わってくる可能性もありますし…今はインターネットでもしらべられますしネットで注文もできます(添状もお願いできます)。引き出物&返礼品をあつかうネットショップも沢山ありますから、故人のかわりに感謝の気持ちとともに「あの方にはこれがいいかも」と喪主が選ぶと、故人が喜ぶのではないかと思います。とはいえ、なかなか趣味が合わないこともあるので、難しいとは思いますが。私自身は、カタログギフトを考えております。カタログギフトっていただいても私自身注文を忘れたり、面倒をおかけしてしまうとは思うのですが、やはり好きなものをえらんでいただきたいですし。カタログギフトも今はいろいろあり品物や食料品だけではなく陶芸体験とか、エステとかまで入ったものもありますので(Ayaさんは「やりたいことがありすぎて選びきれないから何冊か欲しい〜」と希望)、葬儀社の選択肢に合わせるよりも、ちょっと時間と手間はかかりますけれど故人が希望するような形がよいなぁと…
②葬儀社の斎場だと指定業者がいて無理かもしれませんが、自宅でしたので好きな仕出し屋さんから注文することができました。何人いらしてくださるかわかりませんし、その場で召し上がる方と持ち帰られる方(田舎だと結構ありです)がわからなかったので、横浜で老舗&母とも行ったことのある仕出し&レストランの「相生」に盛り合わせのお料理とご飯の組み合わせで、2段のお弁当形式。2日とも同じお料理でした。もし足りなければAyaさんと私は食べなくてもよいと少なめの数を頼んだのですが、前夜式はぴったりの数、告別式は余ってしまった分を黒江社長にお持ち帰りいただいたのですが、帰社後さっそく「うまいっ!これ美味しいよ!」とお電話いただきました。「相生」は大きい仕出し屋さんなので当日にお願いできるという良さがあってお願いしたのですけれど、たしかに前よりも味がよくなっていた感じ(横浜で大きな会合などがあると、かなりの確率で「相生」のお弁当が出てきますし、法事などでも使われていますのでよく知って、前は「また相生?」という感じでちょっと心配だったのですけれど)。そのほかの形としては故人が好きだったレストランで精進落としというのもひとつの方法だと思います。斎場でのお食事ってあまり美味しい!って思ったことがない感じがしませんか?まぁ美味しいものを期待してゆくわけではないですし、関係によっては悲しくて味もろくにわからないときすらありますが、それでも、価格と質が見合っていないと感じます。我が家の父の時は家業もあり列席者数百人という大規模な社葬でしたが、斎場で食事は頼まず本葬のあとの精進落としは山下公園近くのホテル宴会場でしました(密葬はやはり自宅でしました)。1周忌に山手駅ちかくにある手作りのケーキ屋さんで“In Memory of 〜”というプレートの入ったメモリアルケーキを作って頂いてお渡ししたのですが、これもみなさまから喜ばれました。面倒だと思われるかもしれませんが、故人らしい形が一番亡くなった本人も参列された方もよろこんでくださるように思います。御通夜〜告別式まで何人いらして下さるかが読めないという状況での手配は大変です。以前、列席させて頂いて感心したのは、ある斎場でのお式。遺影が飾られた中央のすぐ後ろからメインがビュッフェ形式で並べられていて、壁際に飲み物やデザートが並んでいる形の「通夜振舞い」でした。あまり知らない方や久しぶりに合う方と同じテーブルで遠慮しながら分け合って食べるって結構気をつかうものですし、また体調や好みなどで、あまり食べられないものをすすめられてもこまります。その点で好きなものを好きなだけ遠慮なく食べていただけるスタイル…今でもちょっと心に残っています。ちなみにそのときテーブルには前菜とビールとソフトドリンクのみでした。
③最近は少子高齢化、家族単位の矮小化、お付き合いの変化などによって、故人が高齢の場合、参列者の数も限られてきます。我が家の場合、マイクロバスだと大きすぎますし、また神父さまの送迎や用足しにも使いたかったので、マイクロバスは不要という形でレンタカーを3日間借り切りました(駐車場は近所のコインパーキング利用)。高齢者になれば友人・知人も既に先立っていることが多いですし、また列席していただいても特に火葬場までいってくださる方の人数は限られています。10名くらいかそれ以下でしたら自家用車かレンタカーでも十分だと思います。駐車場もありますし車はあおい式典のかたが全て手配して、きちんと駐車&配車までしていただきました。

それにしても火葬場にゆくって嫌で納棺に続いて悲しかったです。でも、横浜市営南部斎場(スケジュール的に久保山が取れず…)とても綺麗でした。待合室をとるとかえって寂しいくらいの人数ですから、黒江社長のアドバイスでロビーで待たせていただいたのですけれど、ホテルのロビーのような立派な設備で十分でした(むしろ待合室みたいな方で待つ方がいやだったかも?)。持ってきたお菓子やお弁当もそこでゆっくりと話をしながらいただくことができましたし。私たちも少ないのですが、私たちの近くで一人でじっとお待ちになっていて呼ばれてゆくかたをAyaさんが見つけて「切ないだろうね…」ってポツリと気遣っていました。でもこれからはそうした時代なのだろうと思います。だからこそ、お葬儀のあり方も自分で考えておく必要がある時代なのではないでしょうか?白洲次郎のように「葬式不要、戒名不要」と言い切れる方はともかく…

by Hannah
















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【2011/12/26 14:14】 | その他
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おはようございます、Hannahです。
日が急に伸びるわけではないと思うのですが、冬至をすぎてから日に日に日が伸びてきている感じがしていて、今、母の遺影&遺骨を安置してある庭に面した角部屋=私の部屋(以前は母が使っていました)にはサンサンと陽光が差し込んでいます。庭に面していて遺影が日に焼けないか?ちょっと心配なくらいですケド、庭が大好きだった母のこと、喜んでくれているんじゃないかな?と思います。

介護は大変って言います。介護の苦労はした人しかわからないとも。まぁそれには同感ですが、自分の親だからできたかな?とも。これが義理の父・母だったら、正直できた自信がありません。専業主婦がいて、子どももたくさんいてみんなで分担できるなんて家庭ってどれだけあるのかわかりませんけれど、「夫・専業主婦・子ども2人」というのが、国の決めた「標準家庭」なのだそうで…なんか現実的じゃないなぁ〜と思います。

介護は精神力はもちろんお金もなにかと必要になります。もちろん高齢者の年金がそれをまかなえるだけ十分あったり、住んでいた家を売ったり、あるいは兄弟で分担したりできるのなら良いでしょうが、実際のところ年金で十分満足できる介護というのはほぼ無理かと…他方本人の強い希望でもないかぎり、家も売れないと思いますし、他の親族から反対がでることも考えられますし、介護が必要になった方の配偶者がいらしたら、転居という高齢者には非常にリスクの高い作業をしなくてはなりません(60代以降になってからの転居や大規模改築=思い出を捨てたり壊してしまうことになる+本人のオリエンテーションを悪くし、認知症を誘発しかねません)。さらに昨今の不動産価格推移だと納得できる価格で売却できる可能性は少ないですし。家は売買するときには「物件」でしょうが、思い出あるHomeなのですから…しかしシングル女性(共働きでも多分)代々の資産を維持しながら介護ってなかなか…家を持ち続けるには当然、維持費がかかりますから。
なによりも介護費用について安易に考えられないのは、それが明日終わるか?あるいは10数年さきに終わるか?いつまでしてもわからないことです。

平均介護の費用は地域や介護度によっても違うと思いますが、①在宅介護、②老人保健施設、③特別養護老人ホーム、④グループホーム、⑤有料老人ホーム、といった順番で高額になります。
大変さはありますが、一番費用のかからない在宅介護が高齢者に精神的・心理的負担が少なく、介護者にとっては経済的負担が少ないと思います(私も本当は母を家で看取りたかったです)。ところが!キャリアシングルや二人ともフルタイムで働いていると使えるサービスが限られてしまいます。在宅介護でもっとも一般的なデイサービスはお迎えが大体午前10時ごろで帰宅が午後4時ごろ=専業主婦がいないとまず使えないかと…奥の手としては送迎の時間帯にヘルパーさんに入ってもらって支度などを手伝ってもらって送り出し、また帰宅する時間にヘルパーさんに入ってもらうという方法もありましょうが、多分、介護保険の範囲内だと間に合わず100%自己負担しなくてはならない部分がでてしまうでしょう。それまでの自分の生活スタイルを変えずに使いやすいサービスとしてはショートステイがありますが、いつも申し込みが殺到(特養ホームでその現場を拝見しましたが、毎月翌月分の受付開始日の朝一番に申し込みFAXがだーっと流れてきて、あっというまに数センチにもなります)している状況で、なかなか良いところを定期的に一定期間つかうというのは難しいかも?老人保健施設にもショートステイがありますが、具合がわるくなったら家族が病院につれていってください、とかハードルが高くて、私は使いませんでした。結局母は、2回1週間程度の特養ホームステイ、そして最後にお世話になった特養ホームで緊急ショートステイ1ヶ月しか使っていません(その時、迎えに行ったら「ここに居られないの?」と言われて、私は本入所申し込みをその場でしました)。

そのほかの施設サービスをざっとご紹介すると、
②老人保健施設(医療施設がいとなむリハビリ重視の入所施設といったらよいか?)の利用料は医療費として認められていますので、上限額以上は支払わなくてよいですし、当然医療費控除の対象にもなります。が!これはリハビリして家に帰るための通過的施設という性格上、いたしかたないこととはいえほぼ3ヶ月〜6ヶ月で退所しなくてはならないです。まぁなかには数ヶ所の老人保健施設を交代でつかって1年をやりくりしている方も少なからずなのですが…でも高齢者にとってやっと慣れた頃に別の施設に移らなくてはならないって大変だなぁと思います。
③特別養護老人ホームですが、ご存知のとおり大勢の待機者(入所申し込みして入れるのをまっている方)がいて、全国どこでも2-3年またないと入れません。特に最近は重度で、介護者の状況が緊急性を要する方から優先的に入所を認めるという全国統一基準(本人の状況・家庭の状況・待機年数など、全てが点数化されて、そのホームに入居申し込みをして待っている人のなかでも点数の高い人から入居できる)で入居判定をしなくてはいけないシステムですので、どんなに家庭的に大変な状況でも介護度が2以下までは実際のところ結構厳しいかな?と思います。要介護3でやっと…くらい(もし要介護2で家庭的に介護が大変だったら、ケアマネージャーさんに困難な状況を相談して、介護区分変更申請を!とはいえ、必ずしも認められるとは限りませんが、認められる確率はそれなりにあります)。原則的に費用は介護保険で賄われた分の1割ですので、従来型といわれる多床室(大部屋)だと数万円で大丈夫です。ただし!我が国の監督官庁の方針により、これから新設される特別養護老人ホームは全て新型特別養護老人ホーム=全個室しか認められませんから、こちらになるとお部屋代(ホテルコスト=個室差額)が必要で所得により、月々10数万円後半〜減免をつかった場合でも少なくとも7-10万円弱が必要(介護保険自己負担分1割を含む)。私がホームに入居するころは多分、新型特養が全てになっていると思いますから、老後も格差社会。シングル女性の私の場合、老後はPhilippinesかも?それと横浜市の場合ですが、横浜方式という独自のシステムがあって、希望する特養ホームを3ヶ所くらい?あげて一括した申込書(区役所高齢支援担当にあります)で申し込みをし、そのなかで空きがでて入居判定で認められた施設にはいるということになります(つまり、第一希望の施設にはいれるとは限らない!)。これが嫌だった我が家は(だって親をあずけるところって自分で納得して決めたくないですか?)、本人が気に入った施設にダイレクトに申込みできる県域(横浜市外で県内)の施設に申し込みをして待ちました。
④認知症高齢者のためのグループホームですが、これは我が家も特養待機の間の2年間利用させていただきました。母が利用した施設の中では一番、満足度が高かったかも?と今思っています。でも、民間施設になりますから利用料が高いのは言うまでもなく…大体月20万円弱だったかと…それと看護師が常駐していませんので高度に医療的な措置が必要になったときには特養とちがって対応できません。別の施設に移るか、あるいは入院という可能性が高いと思います。ただし最近はグループホームでも看取りにとりくむ動きが出てきていますので、今後に期待はできます。それとグループホームというのは民間であるがゆえに、サービスの質にばらつきが大きいように思います。私は自分の目で見て、納得できたところにお願いしましたが、お世話になった2年間の最後の方はさすがに経済的負担が重たい!という感じでした。ちょうどその頃、特養に入所できたのでよかったのですが、こちらも新型特養だったので、本人所得で減免があったとはいえ毎月10万円弱位(月によって、また介護度や本人の状態によっても変動)。
⑤有料老人ホームですが、高いというイメージがあった有料も最近は費用的にお安いところも出てきているようです。我が家は緊急ショートステイのあとこちらにお願いしたのですが、体験入居という6ヶ月期限付きのプランだったためか?居住費&食費+介護保険1割負担=月額18万円と伺っていたのですが、それは基本料金で様々な費用を足されると月々30数万円(月にもよりますが、殆ど後半で40万円弱=介護保険一割負担を含む)の支払いでした。母がなくなる少し前にリビングのサイドボードを買って色々な資料を整理し、昔の資料(入居の際の重要事項説明書など)がでてきたのでAyaさんに見てもらいました。私は詳しく見ていなかったので気付かなかったのですけど、バイタルを測る(病院で毎日するみたいに、血圧と体温のチェック)だけで1回200円、救急車を呼ぶだけで6800円…福祉専門職で実際に社会福祉法人勤務のAyaさん「すごいね〜」と絶句した後「私だったら救急車呼びまくちゃう{/目/}(当然、施設の収入=売上増に貢献できる?←もちろん冗談、実はこんなシステムに怒ってます)」。たしかにボランティアで小学生が訪問してくれても「カルチャー費」として1500-2000円と請求があったときには「何か変?」とは思っていたのですケド。有料老人ホームは民間ゆえ様々ですが、私の母がお世話になったところは建設会社系で今は使われていない独身寮に多少手を加えただけの施設だったので、デイルームはエレベーターホールでした。先日、有料老人ホームのサイトをちょこちょこみたのですが、入居一時金は数百万〜数千万円(ファミリータイプのマンションが購入できるくらいの金額)、それだけ支払っても食費や管理費など月々20-30万円はかかるようです(当然、介護保険一割負担をふくんで!)。それと有料老人ホームって終身介護をうたっていても、ターミナルになると医療的な限界から?退去させられるところが多いのも課題だと思います。万一、体調に変化があって入院しても他居しないかぎり、管理費など(大体月6万円ー10万円位)などは最低限請求されますから、医療費と入居費のダブル負担を覚悟しておかなくてはなりません。

結婚していらっしゃる方も子どもの教育費については備えをして「学費保険」といった形で積み立てていても、介護(とくに親の)については備えがないことが殆どだと思います。介護の難しさは、子育てとちがって、さきが読めないことです。明日終わってしまうかもしれないし、10年以上、ことによると20年続くかもしれない…介護費用積立って必要かもしれませんね。それと住宅ローンを組むときにも介護を必要とするときのことを考えておく必要があるかもしれません。「そんなこと言って!」と母に叱られそうですが、相当に慎重に選んで賢く介護してきたつもりでも、施設入居になった以降こうして振り返ってみたら軽く家を新築できるであろう金額(家と違ってローンが組めませんし、住宅ローンの毎月分よりも高額かも?)が待ったなしで毎月でていった感じですね(もちろんそれでも母に私はしてあげたくてしましたし、本音をいえば、もっとしてあげたかったのですけれど、私の力ではこれが精一杯だったのです)。ちなみに平均介護期間(要介護認定をうけてからではなく、本当に介護が必要になって旅立つまで)は4年数ヶ月とか…でも我が家はその3倍以上だったので、母は私が寂しくなくなるまで、体が辛くてもずいぶん頑張ってくれたのだろうと思います。

こうして考えてみると本当は同じ中区内のグループホームにいた時が一番、母は幸せだった感じがします。家庭的で認知症といっても母同様軽い方が多くてお話も賑やかな家庭的な雰囲気で…我が家の資産は固定資産こそあれ、流動資産はもろもろで常に0!ずっとフループホームというのは経済的に厳しかったと思います。やはりお金は十分貯めておかないとダメですね…

私の世代は年金が期待できないので(共済にそれなりの期間加入しましたケド、つい最近、某大学教授をなさっている加入35年の先生、年金将来受取額予想額年170万円だったと、ショックを受けた話を奥様から…私の場合もっと少ない加入期間ですから全くあてにならない!)Philippinesなど東南アジアで死ぬまでかな〜なんて。

by Hannah

【2011/12/26 10:15】 | その他
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